年間平均気温が約29℃あるタイには、南米アマゾン系の魚が釣れる釣堀があります。
中でも人気なのが巨大魚・ピラルク(アラパイマ)が釣れることで人気なのが、バンコクの隣・ナコンパトム県にある釣堀『AmazonBKK Fishing Park(アマゾンBKKフィッシングパーク)』。
ピラルクの他にレッドテールキャット、北米の怪魚アリゲーターガー、さらにタイのチャドー(ジャイアントスネークヘッド)やチャオプラヤキャットフィッシュ、メコンオオナマズなど色々な大型魚が入っている魅力的な釣堀です。
タイの首都バンコクから車で1時間半〜2時間ほどとアクセスしやすい釣堀で、南米や北米、東南アジアの巨大魚を狙ってみませんか?
以前はルアー・フライ専門池でしたが、2022年12月に久しぶりに訪れてみるとレギュレーションが変更になっていて時間限定(13時以降)でエサ釣りも可能になっていました。
欧米の人からの要望があったそうです。同じシステムだったITレイクモンスターが閉鎖になったのが影響しているのかも。
AmazonBKKのピラルクの釣り方(特にルアー)を書けるほど釣ってないので、釣堀の概要と魅力を伝えるだけです(^_^;) 検索するとAmazonBKKについてのブログや動画がたくさん出てくるので、そちらを参照ください。
ただ、AmazonBKKによく行っていた釣り人が、「ヒットルアーやヒットパターンは状況によって大きく変わるので決められない」と言われてたりもします。
AmazonBKK Fishing Parkとは
AmazonBKK Fishing Park(以下AmazonBKK)はタイの首都バンコクの隣県・ナコンパトム県にあります。以前はルアー・フライ専用池でしたが、現在は13時以降はエサ釣り(ブッコミ釣り)も可能となってます(※変更になる場合もあるので釣行前に確認してください)。
Amazon BKKで釣れる魚
Amazon BKKの代表的魚はなんと言ってもピラルク(アラパイマ)です! そのほかにもアリゲーターガーやレッドテールキャット、チャドー(ジャイアントスネークヘッド)、チャオプラヤキャットフィッシュなどの大型魚が入っています。
AmazonBKKの料金/営業時間
○営業時間/7:00〜18:00
○料金/ 3,000バーツ
○釣り方/オープンから13時まではルアー・フライのみ。13時からは希望者はエサ釣り(ブッコミ釣り)も可。
※レンタルタックルはありません。
《ルアーのルール》
・PEラインは3号以上(4〜6号を使う人が多いそう)
・リーダーは60lb以上
・フックはバーブレスのみ。シングルフック、トリプルフックともに使用可能。ただし、1つのルアーにセットするのは1本のみ。
《エサ釣り》
・ブッコミ釣りで仕掛けは釣り堀のスタッフの指示に従うこと
・フックはバーブレス仕様
・エサはティラピアや鶏肉など(事前に問い合わせしてください)
※レギュレーションは変更になる場合があります。釣行前に要確認。
○共有ルール
・ピラルクを釣り上げた後、陸上での撮影はできるだけ短く
・水中に入ってピラルクを持っての撮影はスタッフの指示に従ってください。タイミングによってはできないこともあります。
※ピラルクは見た目と弱りやすいのでスムーズにリリースできるようにしてください。
○AmazonBKKへの行き方
AmazonBKKはバンコクから行きやすいですが、それでも100kmほど離れているためタクシーで行くのは難易度が高め。「AmazonBKK」と言っても知ってるタクシーはほぼいないです。
遠征釣行の場合、「ガイドサービス(ガイド同行ツアー)」か「運転手付きレンタカー」を日本から事前に予約しておくのが一番確実です。1人だと料金は高めになりますが、人数が増えると車代は割安になります。
タイだと日本語で予約できるサービスがあるので、初めてタイを訪れる人は安心です。以下のページにまとめてます。
私も知人たちと運転手付きレンタカー(というかワンボックスをチャーター)して行きました。ホテルまで送迎してくれるので楽でした。ただ、現地でのやり取りは自分となるので、初めてでも安心できるのはガイドサービスですね。
ガイドサービス(ガイド同行ツアー)
ガイドが同行する送迎付きのサービスで予約しやすいのが日系の釣具店『MOKOLEY(モコリー)』。
日本語のHPがあり、そちらからの申込みや問い合わせには日本人の方が日本語で対応してくれます。ガイドは日本語はできませんが、釣り用語はある程度通じやすいと思います。昼食や送迎時間などをしっかり日本語で打ち合わせられるのがメリットです。
運転手付きレンタカー
タイの旅行会社シンダイのHPには【運転手付きレンタカーで行く釣り堀プラン】があり、そのなかに「Amazon BKK Fishingpark」も入っています。バンコク近郊の人気の釣り堀「パイロット111」「ブンサムランフィッシングパーク」のプランもあります。
AmazonBKKだとガソリン代や高速代込みで4,800バーツ(約18,700円)。車はトヨタのベンチュリー(ハイエース)で最大乗車人数は8〜9名(快適に移動するなら6〜7名)。複数でも金額は同じなのでグループで移動すると割安です。
時間については事前に打ち合わせをしてみてください。
その他
その他に、英語になりますがAmazonBKKのFBページから送迎を頼むこともできます(3,500バーツ程度)。
タイではよく利用されている配車サービスGrabやBoltなどスマホで行き先を指定するなら可能かもしれませんが、往復で頼まないと帰りは難しいと思われます。
Amazon BKKの釣り場
AmazonBKKは池が2つあって、橋がかかった狭い水路でつながっています。写真の左が西側の大きな池、右が東側の少し小さい池でどちらでも釣りができます。
2022年12月に釣行した時は、早朝はこの橋の周辺にピラルクが集まっていました。エサをこの周辺でやっていることが多いんですかね? 2022年12月の釣行時のエサ撒きも、橋を渡ったところでやりましたから。
こちらがメインポイントとなる西側の大きめの池。橋の近くから釣堀入り口方向を見たところです。
池の周囲をぐるっと一周しながら全体で釣ることが可能です。
橋の手前と先にある芝生(だったかな?)エリア。きれいに整備されていて釣りやすい場所です。
こちらは入り口から事務所や橋のある方を見たところ。この道沿いもポイントです。
西側の池でも、もちろん釣り可能。AmazonBKKのマネージャーによると、朝イチに橋周辺にピラルクが寄っている時はどちらの池でも釣れるとのことでした。
AmazonBKKのタックル
よく使われるのがH〜XH(X)クラスで7ft前後のバスロッド(ルアーロッド)。キャストを繰り返す釣りなので、オーバーパワーすぎる重たいロッドだときついと思います。2m前後の巨大魚だけど、釣堀で障害物がほとんどなく走らせながら取り込めるので、このクラスのロッドが主に使われてます。
組み合わせるベイトリールは200〜400番で、ラインはメインラインがPE4号〜8号、リーダーがナイロンかフロロの60lb〜100lb。
私がピラルクを釣った時に使ったタックルはテイルウォークのパックロッド『ナマゾンモバイル』のHクラスとシマノ『スコーピオンMD』でした。
ルアーはスイムベイトやエサのティラピアに似たギル型のソフトルアーがよく使われます。ミノーやS字系ジョイントベイトなどを使う人も。
前述したように、どのタイプのルアーでも使用できるのはカエシの無いバーブレスフック1本だけ。シングルフック、トリプルフックともに1つのルアーに複数のフックは禁止されています。
私がピラルクを釣ったのがエコギア『バルト』(テールが無くなってますが)。フックはこのルアーには大きすぎでしたが(^_^;)
エサ釣りも可能
以前とオーナーが変わってレギュレーションが多少変更になっています。一番大きいのが、エサ釣りが13時からできるようになった点。
釣り方はティラピアや鶏肉をエサにしたブッコミ釣りです。
大きめのオモリを付けた仕掛けを投入してアタリを待つ釣り方。魚が針を飲み込まないようにハリスをかなり短くするなどの規定がありました。
12月の釣行では1時間ほどのエサ釣りでピラルクをキャッチすることができました。釣り方的にはレッドテールキャットなどもよくヒットしそう。
ルアーフィッシングは苦手だけどピラルクなど巨大魚を釣りたい人には良いと思います。フックはもちろんバーブレスで、仕掛けについては釣堀スタッフに聞いてください。魚が針を飲み込んで死ぬのを防ぐためのハリスの長さなど、指示に従った仕掛けで楽しんでください。
投入したラインが走って、アワセると「ドーン」と強烈な引きが伝わってくるのはとても楽しかったです。エサだから釣れるというわけでもないのですが(実際、同行者は1時間ノーヒット)、ルアーが下手な私はどちらも楽しかったです。
ピラルクが釣れる釣堀AmazonBKK Fishing Park。タイに釣りに行くなら訪れてみると楽しいと思います。
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