こんにちは タイ旅行やタイでの釣りが好きなMOTOです。2024年12月上旬、タイ・バンコクに行ってきました。
この時の航空券料金がなんと往復32,740円! 格安で海外旅行に行きました! 片道じゃなくて往復での料金です!
それもLCCではなく、受託手荷物(預け荷物)付きで機内食も出るフルサービスキャリアでした。
そんな格安海外旅行の今回、利用したのは中華系航空会社の「中国東方航空」で、中国の上海・浦東空港を経由する乗り継ぎ便でした。直行便と比べると時間がかかる&乗り継ぎの手間がかかりますが、なにしろ3万円台前半の価格! 最高です!

格安航空券の見つけ方/スカイスキャナー&トラベルコ
タイへの安い航空券を探す時に使うのが、航空券比較サイト「スカイスキャナー」と旅行比較サイト「トラベルコ」。どちらも日程と出発地、行先を入力すると、そこへの航空券を一覧で見ることができる比較サイトです。
同じ便でも旅行代理店によって価格が違うので、色々な旅行代理店や航空会社の価格を一覧で比較できるのはとても便利です。日程を変えて安いタイミングを探せたりも。


今回はスカイスキャナーで見つけた中国東方航空 岡山〜上海〜バンコク便をJTBで予約しました。旅行比較サイトの詳しい使い方は、また紹介予定です。
中国東方航空とは?
今回利用した中国系の航空会社【中国東方航空】は、上海の上海浦東国際空港(シャンハイプードンコクサイクウコウ)を拠点に、世界中に航空機を飛ばしているフルサービスキャリア。日本も成田や大阪、福岡などの主要国際空港はもちろん、岡山や広島など地方空港にも飛んでます。愛媛県住みの私にはこれが便利で、コロナ前には何度も利用していました。
今回は成田や関空、そして広島空港発も同じ3万円台前半だったけど、愛媛から車で行きやすい岡山桃太郎空港(以下 岡山空港)発に決定。※岡山空港は公営の駐車場が無料です(ターミナルビルに一番近い第1駐車場のみ有料)。同じく中国東方航空が就航している広島空港の場合、1泊1000円前後の駐車場料金がかかるので岡山空港を利用することが多いです。
中国東方航空は安いけどフルサービスキャリア。LCCと違って23kgまでの荷物を1〜2個、無料で預けることができる(受託手荷物)。スーツケースに着替えの他にリールやパックロッドなどの釣具を入れていくので、これは重要!
機内食も岡山〜上海、上海〜バンコクの往復で計4回出ますよ。豪華ではないけど、LCCより安い価格で機内食やドリンクが出るだけで満足!

岡山桃太郎空港から海外旅行
岡山空港から海外旅行。タイに60日以内の観光旅行で行くならビザも不要なので、必要なのはパスポートと航空券(eチケット)だけでした。中国東方航空で予約するとWEBチェックインできるようだけど、JTBから送られてきたeチケットをプリントして持って行けばOKでした。
チェックイン窓口は出発2時間前にオープン。早めに行ったけど、すでに行列ができてました。ほとんどが中国から観光で日本に来られていた人で、日本人は2割ぐらい。


受託手荷物の重さは出発前に測っていたので重量オーバーもなく、無事にチェックイン完了。ここで搭乗券をもらうんですが、岡山空港から上海浦東空港への搭乗券と一緒に、上海浦東空港からバンコクへの搭乗券も出してもらったら一安心。これがあれば、上海浦東空港での乗り継ぎ時に一度中国に入国する必要がなく楽に乗り継げるからです(詳しくは後述)。

あとは、2階の国際線の出発ロビーから保安検査場でセキュリティチェックを受け、出国審査でパスポートと搭乗券を出して通過すればOKです。国際線の場合、出国審査などに時間がかかることもあるので、ボーディングタイム(搭乗時間)に余裕を持って動いた方がいいですね。これはどの空港・航空会社も一緒か。


中国東方航空の機内
飛行機の出発時間は14時で、ボーディングタイムは13時30分。中国東方航空は遅延するとの口コミも目にしますが、けっこう時間に正確に飛ぶ印象(ただ、事前に欠航になったことが何度かあったけど(笑))。
今回も時間通りというか早めに搭乗開始して、時間通りに飛び立ちました。
そんな中国東方航空の機内(岡山〜上海)はというと、3列3列の大きくない機体(A319)だけど足元はけっこう余裕がありました。172cmの私だと前席の背もたれまでかなりスペースがあります。


中国東方航空は国際線だけど各席のモニターは無し。映画などは見られないので、Amazon Primeで映画をスマホにダウンロードしておきました。これは上海〜バンコクの便も同じなので、本や映画などを用意しておくといいですよ。
※機材によってはモニター付きで利用もできるようです。関空発など大型の機材だと付いているのかな?
今回の機材については、席に充電用のUSBやコンセントなども無かったです。モバイルバッテリーで充電と思うけど、中国系の航空会社は機内でのモバイルバッテリーの充電を禁止されてます。また、離着陸時はイヤホンの使用が禁止で、CAさんにはずすように言われている人がいました。この辺は国内の航空会社とは違ってます。
上海で乗り継ぎした上海〜バンコクの機材はB737で、こちらも3列3列の機材。この区間は中国東方航空の子会社「上海空港」での運行となっています。
こちらの機材は岡山〜上海よりも席の間隔が狭いです。私だと膝が当たるということはないのであまり気にならないですが。

天井から降りてきたモニターに映画が流れてました。席にセットするイヤホンもあると思うけど、確認していません(中国語なのでわからないですし)。

バンコクから上海は夜便で眠ろうとしたけど、このモニターの明かりが邪魔でした。夜便に乗る人はアイマスク持参した方が良いかも。
機内食も出ます
中国東方航空がLCCと違う点のひとつが機内食。今回も3万円台なのに機内食が計4回出ました。味も悪くないですね。コロナ前よりも味がよくなってるように思いました(特に上海〜バンコク間)。
ヌードルとか選べる便もありました。バンコク→上海便は夜出発だったので軽食だったのかな?




機内食食べて、少し映画を見ているともう上海到着です。空から見ると色々な形の建物や公園などが見られて面白いです。近代的な建物がたくさんあって、初めて中国に行く人は驚くと思います。
上海浦東空港に着陸。めちゃくちゃ広い空港です。今回は往路は沖止めでバスでターミナルに移動。復路はターミナルに直接接続でした。往路のバスは20分以上と長時間乗車だったので乗り継ぎ時間が心配になりましたが、降りてからがスムーズに進んだので問題無しでした。
バスの前を飛行機が横断したり、間近に色々な航空会社の飛行機が見られるなどバス移動も悪くないです。直接ターミナルの方が楽ですけどね(笑)

バスがターミナルに着いたら、次の便への乗り継ぎ手続きです。
上海浦東空港の乗り継ぎは難しい?
中国東方航空の口コミを見ると、中国・上海での乗り継ぎが難しいとの書き込みが多数。今回利用した範囲での感想は、「簡単&ちょっとだけ難しい」。
どっちなんだ!? と言われそうですが、今回は2通りのパターンがあって、簡単な時とちょっと難しい時があったということです。
上海浦東空港乗り継ぎ/乗り継ぎが簡単なパターン
往路の岡山→上海→バンコク便は乗り継ぎが簡単でした。こちらは乗り継ぎの時間が2時間ほどで、岡山空港でチェックインした時点で岡山→上海だけでなく上海→バンコクの搭乗券ももらっていました。預けた荷物もそのまま次の航空機に乗せてくれるスルーバケージなので安心。
上記のように搭乗券を2枚持っている時は、上海浦東空港に到着したら「中转 Transfer」の文字に従って進むだけ。


途中にある指紋登録機はスルーして進んでいくと、その先に乗り継ぎ用の機械があります。そこでパスポートの写真入りのページと上海〜バンコクの搭乗券のバーコードをスキャンして、顔認証(撮影?)すればOKです。
できない場合は有人カウンターもありますが、やり方もわかりやすく動画で表示されるので機械の方が楽だと思います(私は英語も中国語もできないので有人の方が怖い…)。
これが終わったら上の階に上がって、そこで再度、手荷物検査を受けます。これは基本的に日本と同じでPCを出したり上着を脱いだりしますが、注意が必要なのがモバイルバッテリー。カバンの中のモバイルバッテリーを全部出す必要があります。
バッテリー容量やメーカーを目視でチェックされます。普通のモバイルバッテリーはそれらが記載されてると思いますが、記載されていないものは没収となるとか(汗) 取り出しやすい所に入れとくと楽です。
この手荷物検査はけっこう厳しくて日本よりも時間かかりますが、今回は往復どちらも人が少なくてスムーズに終わりました。ターミナルに入って20分ぐらいで手続き完了でした。
バス移動の時間が長かったけど、保安検査が終わったのがボーディングタイムの1時間ほど前。手荷物検査を抜けるとあとは出発ゲートに行くだけ。上海浦東空港は広くて、色々なお土産物店や飲食店があるので見て回るのもおもしろいですね。
私はプライオリティパスで入れるラウンジ(VIPラウンジ36)で軽く食事をしました。上海浦東空港やタイのスワンナプーム国際空港(ドンムアン空港も)にはプライオリティパスで使えるラウンジがいくつもあるので、持っていると便利ですよ。

上海浦東空港乗り継ぎ/乗り継ぎがちょっと難しいパターン
往路は簡単に乗り継ぎできたんですが、復路はちょっと難しいというか手間がかかりました。復路は、乗り継ぎ時間が10時間と長く、しかも日をまたいで乗り継ぎ(22時25分上海着→翌19時55分 上海発)だったので、一度出国すして、翌朝に再び搭乗手続きをする必要があったからです。預けていた荷物も受け取って、再度預けることになりました。
※知り合いがバンコクを夜中に出発して、上海に早朝に到着する便を使用した時は、入国しないで乗り継ぎできてました。料金が同じなら、この便を使った方が楽です。
一度入国しての乗り継ぎですが、手続き自体はそんなに難しいわけではないです。
まず「中转 Transfer」に従って進んで行きますが、そちらのゲートは閉鎖されていて、係員に「こちらに進んで」と指示されます。一度出国して乗り継ぐ人向けのカウンター(イミグレ)へと通されます。
ここからは初めてで、しかもバタバタしてたのでうろ覚えです(参考までに)。
上海浦東空港の係員の人も親切で丁寧に教えてくれるので(私は英語もダメなので迷惑かけましたが)なんとかなります。他の人もよくわからない状態でしたが無事通過できてました。
途中に入国用の指紋認証機があるので、私はそれで指紋とパスポートを登録しました(カウンターでも同じことするので不要だったかも?)。
カウンター手前に置いてあるカード(たぶん臨時入境外国人入境カード「临时入境外国人入境卡 ARRIVAL CARD FOR TEMPORARY FOREIGNERS」)に名前やパスポートナンバーなどを記載。あとはカウンター(イミグレ)にパスポートと記入したカードを出して、指紋と顔認証すればOKでした。
あとは荷物は荷物を受け取って空港へ。そのまま搭乗手続きしたいところだけど、残念ながら夜中は搭乗手続きしていないので開くまで空港泊です。
実はこれがハードで、空港泊する人が予想以上に多くてソファーなどは全部埋まってました。さらにエアコンが切れて寒くなるし……。でも、せっかくの機会なので夜の上海浦東空港を散策して回りました(笑)
中国の人は慣れているのか、それぞれに寝床を作って休んでました。なかには搭乗手続きカウンターの荷物を乗せるコンベアの上で寝てる人もいたり。それなりに面白い体験ではありました。
朝になって搭乗手続きが始まったら、eチケットとパスポートで搭乗手続きして、あとはセキュリティーチェックと出国手続きをすればOK。
朝食をラウンジで食べて、無事に岡山行きの飛行機に乗れました。
バンコク スワンナプーム国際空港へ
中国東方航空はタイ・バンコクのスワンナプーム国際空港に到着します。バンコクにはもうひとつ、ドンムアン空港があってこちらはLCCや国内線が多く発着しています。
到着したら、イミグレを通過して荷物を受け取るだけです。飛行機から一歩出た時の、もわっとした熱気と匂いを感じると「タイに来た〜」という気持ちになりますよ。

中国東方航空は低評価が多い?
中国東方航空を検索すると評価は低め……。サービス面や欠航、遅延など色々と理由が書かれてます。一方で、この値段でこのサービスなら最高というコメントも。私も費用対効果が高い航空会社だと思ってます!
これまで何度か使ってきましたが、飛行機が飛ぶ時は遅延はほぼ無しでした。
ただ、時々、乗客が少ないのか欠航になるときがあります。今回も最初に予約していた帰国日の上海→岡山便が、出発3週間前に欠航になりました。欠航になる場合は、全額返却か翌日便などへの振替の提案をもらえます。私は時間二余裕があったので翌日便への振替を選択。
以前は岡山発が欠航になって、広島発に振替提案もらったこともあります。この辺は、利用客の多い成田や関空だと少なそうですが、機材故障などもあるので仕方ない面もあります。日系のLCCでも欠航になったりしているので、どこの航空会社でも可能性はありますね。
私の場合は、また中国東方航空を使うかと聞かれたら、使います。できるだけ入国しなくていい時間帯を選びたいけど、料金が安ければ一度入国してもOKかな。価格があがって6万円前後になるとちょっと考えるけど……。
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